鍋食って咳込んで寝る寒いよ
これはこれで
冬らしい冬
冷えるような温いような
迷い羽織る
濡れたコートでも上着は上着
涙すら流しかねない
零時前
出し汁のような貴方に会いたい
畦道の真ん真ん中まで逃げてきて
一人歌う
月だけが聴く
急かすように
ショーウインドウ灯消え
もう少しだけ居させてください
気付けば店内に一人鯵のフライの尻尾のような
油断した店員の女の「ちょーだりー」
背中に浴びて
寒空
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